ある範囲における一意の値や1つしか存在しない値をUNIQUE関数を利用して取り出してみました。
やりたいこと
以下のように、種類の一覧(B列)から一意の値や1つしか存在しない値を取り出します。
範囲内の一意の値や1つしか存在しない値を取り出す
UNIQUE関数を利用して取り出すことができます。
# セル「D2」に入力した式(一意の値)
=UNIQUE(B2:B8)
# セル「D8」に入力した式(1つしか存在しない値)
=UNIQUE(B2:B8,,TRUE)
この式を入力する箇所は1か所のみでOKで、出力結果は入力したセルから自動的に範囲表示されます。
UNIQUE関数の引数
引数は3つあります。
第1引数:範囲の選択
範囲を指定します。
第2引数:行での比較か列での比較かを選択(省略時は「行」)
TRUE/FALSEで指定します。
行で比較することが多いので、基本的にはそのまま省略でよいかと思います。
第3引数:一意の値か、1つしか存在しない値かを選択(省略時は「一意の値」)
TRUE/FALSEで指定し、TRUE:一意の値、FALSE:1つしか存在しない値 となります。
今回も、一意の値を表示しているセル「D2」では省略し、セル「D7」ではFALSEを指定しています。
注意点:UNIQUE関数が結果表示のために利用する範囲に値が入っているとエラーとなる
UNIQUE関数が結果表示のために利用する範囲に値が入っているとエラーとなります。
このように「#スピル!」と記載されてエラーとなります。
スピルとは英語で零れる/零すという意味で、1つのセルに対して入力した値が他のセルにも影響を与えることを表現しているイメージかと思います。