paloaltoで仮想ルーターをCLIで設定してみました。
今回は仮想アプライアンスとして palaolto を利用しており、PAN-OSは [10.2.0] を利用しています。
既存で仮想ルーターは存在する
既存では「default」という名前の仮想ルーターがあります。
この仮想ルーターを利用してもいいですが、別の名前で作成したい場合にはこの仮想ルーターを削除する必要があるかと思います。
今回は、既存の仮想ルーターを削除してから、新しい仮想ルーターを作成していきます。
仮想ルーターを削除する
以下のコマンドで仮想ルーターの削除が可能です。
コマンドはコンフィグレーションモードで実行してください。
delete network virtual-router <仮想ルーター名>
・記載例(既存の仮想ルーターを削除)
delete network virtual-router default
以下のコマンドで削除したことを確認できます。
show network virtual-router default
・確認結果
hogeuser@host1# show network virtual-router
virtual-router;
[edit]
hogeuser@host1#
仮想ルーターがなくなったことが確認できます。
CLIで仮想ルーターを作成する
以下のコマンドで仮想ルーターを作成することができます。
set network virtual-router <仮想ルーター名>
・記載例
set network virtual-router v-router01
これで仮想ルーターの作成は完了です。
今回は「v-router01」という名前の仮想ルーターを作成しました。
以下のコマンドで作成したことを確認できます。
set network virtual-router <仮想ルーター名>
・確認結果
hogeuser@host1# show network virtual-router
virtual-router {
v-router01;
}
[edit]
hogeuser@host1#
インターフェースを指定する
以下のコマンドで仮想ルーターで利用するインターフェースを指定できます。
set network virtual-router <仮想ルーター名> interface <ethernetのポート番号>
・記載例
set network virtual-router v-router01 interface ethernet1/1
set network virtual-router v-router01 interface ethernet1/2
なお、CLIでのインターフェースの作成方法は以下の記事にまとめてありますので参考にしてください。
【paloalto】CLIでインターフェースを設定してみた
paloaltoでインターフェースをCLIで設定してみました。今回は仮想アプライアンスとして palaolto を利用しており、PAN-OSは [10.2.0] を利用しています。
設定後はコミットするのを忘れないでください。
[参考] スタティックルートを設定する
仮想ルーター内の設定としてスタティックルートの設定もあります。
スタティックルートの設定については以下の記事にまとめてありますので参考にしてください。
【paloalto】CLIでスタティックルートを設定してみた
paloaltoの仮想ルーターにおいてスタティックルートをCLIで設定してみました。今回は仮想アプライアンスとして palaolto を利用しており、PAN-OSは [10.2.0] を利用しています。