Ubuntu20.04にapacheをインストールしてみた

linux Linux
この記事は約5分で読めます。

linux系OSの1つであるubuntu20.04にapacheをインストールする方法をまとめました。

また、apacheのアクセスログの確認方法とコンテンツの配置についても試してみました。

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1.apache2のインストール

以下のコマンドでインストールが可能です。

#パッケージ一覧を更新
sudo apt update

#apacheをインストール
sudo apt install apache2

インストール後には、以下のコマンドでサービスが正常に起動していることを確認するとよいと思います。

service apache2 status

「active (running)」と表示されていれば正常に起動しています。

hogeuser@ubuntu:~$ service apache2 status
● apache2.service - The Apache HTTP Server
     Loaded: loaded (/lib/systemd/system/apache2.service; enabled; vendor preset: enabled)
     Active: active (running) since Sun 2022-08-28 01:19:02 UTC; 56s ago
       Docs: https://httpd.apache.org/docs/2.4/
   Main PID: 2671 (apache2)
      Tasks: 55 (limit: 9530)
     Memory: 9.1M
     CGroup: /system.slice/apache2.service
             tq2671 /usr/sbin/apache2 -k start
             tq2673 /usr/sbin/apache2 -k start
             mq2674 /usr/sbin/apache2 -k start

2.動作確認(サイトにアクセス)

実際にアクセスして確認してみます。

デフォルトの設定では以下のようなページが表示されます。

apacheのデフォルトのページ

3.アクセスログを確認してみる

apacheではアクセスログを確認することができ、アクセス元のIPなどを確認することができます。

アクセスログは以下のコマンドで確認できます。

cat /var/log/apache2/access.log

結果は以下のように表示されます。
黒塗していますが、赤線の場所にこの apache にアクセスしてきたIPアドレスが記載されます。

apacheのアクセスログ

もし上記のコマンドでログが出ないときは同じ階層の以下のファイルを確認してみてください。

cat /var/log/apache2/other_vhosts_access.log

同じような出力でログが確認できます。

4.独自コンテンツを配置してみる

次にデフォルトのコンテンツを独自コンテンツに変更してみます。

デフォルトページにも記載がありますが [/var/www/html] フォルダにhtmlコンテンツがあります。

hogeuser@ubuntu:/var/www/html$ ls -l
total 12
-rw-r--r-- 1 root root    91 Aug 28 01:44 index.html

この [index.html] の中身を変更する、もしくは置き換えるとページの表示内容を変更することができます。

今回は以下の記事にあるhtmlコードをコピーして簡易的なコンテンツを配置してみます。

テストページ用のhtmlコンテンツを作成してみた
検証などで IIS などの web サーバ上に html コンテンツを配置するとき、テストページ用の簡単な html を利用することが多いのでその記載例をまとめてみました。簡単なhtmlページの記載例<title>と<body>だけを記載し...

[index.html] の編集は vi コマンドを利用して実施します。
vi コマンドについては以下の記事で紹介しているので参考にしてください。

【Linux】vi コマンドでよく利用するコマンド一覧
vi コマンドは linux 系の OS でファイルを編集するときに利用することが多いコマンドです。vi コマンドの中にもたくさんコマンドがありますが、今回は個人的に良く利用するコマンドをまとめてみました。
hogeuser@ubuntu:/var/www/html$ cat index.html
<html>
        <head>
        <title>
                Test-HTML-Title
        </title>
        </head>

        <body>
                Test-Body!
        </body>
</html>
hogeuser@ubuntu:/var/www/html$

変更後、再度ページにアクセスして確認してみます。

独自コンテンツを配置後に表示したページ

独自のコンテンツが表示されることが確認できました。

5.受信ポートを変更してみる

デフォルトでは80が受信ポートですが、ポートは変更可能です。

sudo vi /etc/apache2/ports.conf

デフォルトで設定されている Listen 80 という行をコメントアウトして設定したいポートをその下の行に追加します。
今回は8888ポートを許可します。

# If you just change the port or add more ports here, you will likely also
# have to change the VirtualHost statement in
# /etc/apache2/sites-enabled/000-default.conf

#Listen 80
Listen 8888

<IfModule ssl_module>
        Listen 443
</IfModule>

<IfModule mod_gnutls.c>
        Listen 443
</IfModule>

# vim: syntax=apache ts=4 sw=4 sts=4 sr noet

設定反映のためにapacheをリロードします。

sudo systemctl reload apache2

これでポートの設定変更が完了です。

あとはアクセスする際の末尾でポートを指定すればアクセスできます。

例) http://1.1.1.1:8888

6.さいごに

windowsのIISを利用すれば同じようにwebサーバを立てることができますが、
個人的にはコマンドを打つだけでwebサーバをたてられるのでlinux系OSのほうが簡単だと思います。

linux操作についてはまだまだ修行中なのでapache以外にもいろいろ試していきたいです。^^

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